・命日に橋の上から花を撒く
・春一番餘部鉄橋通過中
・歩道橋見えつ隠れつ春日傘
・花冷えの橋で重ねた手の温み
・赤い橋恥じらうように山笑う
・夜の橋素顔は見せぬ朧月
・遠足で橋に整列ハイチーズ
・春時雨橋のたもとで待ちぼうけ
・雪解けの水の轟き橋も揺れ
・愛本橋行きつ戻りつ日永(ひなが)哉
・橋くぐり吹き抜けてゆく風光る
・帰り道橋に集った子らの囀り
・水温む橋の下では魚跳ね
・ひらひらと橋渡る蝶どこゆくの
・シャボン玉橋の上からダイビング
・おずおずと猫の子渡る丸木橋
・ランドセルかたかた鳴らし橋渡る
・川底で蝌蚪(かと)見上げたる流れ橋
・春風が二人の隙間橋架けて
・橋渡し?要らぬお世話はもう卒業
ラベル:極楽とんぼの俳句