「病む父の寝息おだやか星月夜」
私事で恐縮ですが、金曜の夜、父が突然意識不明になり救急車で搬送されました。
幸いなことに命に別状はなかったのですが、さすがにこたえました。
でも、母では全く対応できなかったので、
私が帰省しているときで不幸中の幸いでした。
そんなわけで、とてもとても楽しみにしていたルナールブルーでのオフ会を
ドタキャンしてしまって、本当にごめんなさい。
幹事のべーやん、麻子ちゃん、臨機応変に対応してくれてありがとう。
そして、
みなさんのオフ会の楽しい書き込みに幸せのお裾分けをたくさん頂いてました。
一人で真夜中の病院で父の検査結果を待っている間は、
生きた心地がしませんでした。
入院手続きを済ませ、穏やかに眠る父の様子を見届けてからタクシーで
帰ろうとしたら金曜日なのでタクシーが来ません。
40分の道のりをとぼとぼと歩いて帰りました。午前二時の静まり返った街を
歩いていると「ああ、私も父も護られたんだなあ」と感じました。
今月号の『長流の畔』を反芻しながら、「安心していなさい」という輝先生の声が
聞こえてきて、テルニストであることに感謝して穏やかな気持ちで歩きました。
この夜のことを決して忘れまい!と誓いながら。。。
後日、担当のお医者様も「まるで奇跡のようなタイミングだったね」と笑顔で
おっしゃってくださいました。「松坂さんは生きなきゃいかんのでしょう。
その意味をよう考える時間を持って、一回きりの人生を大切にして下さい。」
一回きりの人生を私も父も大切にします!!!!!!
さすがに老人の二人暮らしはもう無理なので、本日、妹夫婦が彼女たちの近場で
両親の住まいを確保してくれました。来週末あたりに退院&お引越しの予定です。
こんな時に・・・と悩んだのですが、
こんな時だからこそ、俳句を作りたい!と思いました。
今年はいろんなことが怒涛のように押し寄せてくるけれど、
富山の講演会で過ごした時間が私を支えてくれています。
そして、人間の幸せのために書き続けておられる輝先生のお姿から、
決して涸れることのない井戸のような勇気をいただいてます。
みんなの心がほんの少しでも安らぐような俳句を作り続けます。
これからも、どうぞよろしくお願いしますm(_N_)m
Photo by Mr.Sakuo